ラム酒入りブラウニーを焼く
修論発表が終わったのでブラウニーを焼いた。今日はラム酒を入れます。
ブラウニーは膨らむ菓子ではないので、分量に多少誤差があっても形になって便利。家には料理用のはかりがないので、このように計測します。
算数は便利ですね。
チョコレートはポリ袋に入れて雑に砕く。ラム酒の瓶は強いぞ。
溶けそうなものは湯煎する。
他の材料も投入して混ぜる。クルミは包丁で大きめに刻むと丁寧っぽい。ラム酒を投入したらでろでろになったので、薄力粉を適当に足す。型に流すとこうなる。
家のオーブンレンジはオーブンの出力が弱々しいので、190℃で30分焼く。焼けたら冷やして切り分けるとブラウニーが完成する。
とりあえず菓子が焼きたかったので、だいぶ雑に作った。材料を並べた写真を撮影してから、レンジに投入するまで30分しかかからなかった。以前は1時間半ほどかけて作っていた気がしたけれど、夕飯よりも短時間で作れたことに感動を覚えた。
味はほんのりラムが香って美味しかった。次はオレンジピールを入れたい。
参考レシピ: www.choco-recipe.jp
情報科学若手の会冬の陣2018を運営しました
はじめに
冬の陣をやったのでブログを書きます。ブログを書くまでが情報科学若手の会です。
高専生の頃に2013年の冬の陣に参加しようとして、テスト日程が変更になったとかで行けなかった。 一昨年は交通費が辛かったので参加できなかった。 去年は冬の陣をやる人を任されていたのだけど、会場探しや日程決めに手間取って開催しそびれた。 そういう訳で、冬の陣には初めて参加した。
やったこと
夏の会は2泊3日の開催なので大がかりな準備が必要なのだけど、冬の陣は半日だけ東京で開催されるので、全員ががんばる仕事は少ない。会場とやりとりする人が一番大変だったと思う。ありがとうございました。
僕は主に人々を見守る係と受付をした。connpass便利ですね。
あとは、当日の時間調整を誤ったので、空いてしまった時間で大学の研究室で発表した内容をそのまま話した。幹事のMTGで、発表埋まらなかったら修論発表しますね、などと言っていたけど、本当にやるとは思わなかった。もう少しまとまりの良いスライド出せたら良かったですね。夏の会では5分で話せるように調整しておきます。
僕は雑な発表をしてしまったりしたけど、興味を持ってくれた人もいて良かった。 今どきはどんなサービスでもユーザの行動ログを持っているので、そういうデータに僕の研究が少しでも役立つならとても嬉しい。
発表の感想
雑に感想を述べます。
- 検索サービスは増えたけど不動産屋さんが強いイメージはまだある
- ユーザに不動産情報が行き渡る世界がんばってほしい
- まなてぃは幹事です
- Itamae最高なのでmasterのCIが直るのを応援しています
- インフラやっていきマンの格闘が見えて良かった
- オシャレ
- 「その記事に読まされているのか読んでいるのか考えたほうがいい」にはハッとした
- Webの広告システムはもっと良くなるはずなので頑張ってほしいし応援している
- インフラから自然言語処理、機械学習まで研究開発してるのすごい
- CNNいまだによく分かってないので一回実装しようと思った
- セキュリティ系の研究してる人は本当にデータ集めに苦労している印象があるので優しい仕組みが生まれて欲しい
- 大学でこういう研究してます、って発表本当に最高なのでみなさんもぜひお話しにきてください
- 社会を感じた
- MicroPythonよさある
- Dock邪魔なの分かりすぎるので僕もいい感じのアダプタ欲しい
懇親会
懇親会の食べ物調整は大変なのだな、という知見を得た。 懇親しすぎて食べ損ねてお腹が空いてつらいことが多いので、次からゼリーか何か持っていこうと思った。
懇親会で飛び込みLTをやると、皆聞いてるか聞いてないか分からないので、雑な発表ができて良さそうだった。
インスタさんというTwitter botが変な画像で遊ばれすぎて学習がアレという話は悲壮感があった。 ライブコーディングをしている人もいてエキサイティングだった。Rustのチュートリアルを日本語にしている人だと教えてもらった。ありがたみを感じながらチュートリアルを再開したい。
おわりに
夏の会もぼちぼち進めているので、9月か10月の連休は予定を空けてお待ち下さい。
ポルノグラフィティ 15thライヴサーキット “BUTTERFLY EFFECT”を観に行った
4年ぶりにポルノグラフィティのライブに行った。
実家が田舎なので、福岡に引越したらライブ行き放題では…?と思っていた。実家で暮らしていた頃は仙台や横浜に遠征していた。一度、学校帰りに参加できる距離でライブが開催されたときはとても嬉しかった。
ちょうど4年前にもポルノは福岡に来ていたのだけど、そのライブツアーでは既に横浜公演を観に行っていて、お財布事情が厳しくて行けなかった。ファンクラブは継続手続きを失念して退会したままになっていて、ファンクラブ限定ライブにも参加できなかった。
そんな事情で、福岡でポルノのライブに行くのは初めてだった。来年はたぶん引越すのだけど、福岡は好きな街なので、ライブがあったら遊びに行きたい。
最近はシングルやアルバムの発売日も調べていなかったり、ライブに行くのにアルバムを聴いていなかったり、あまり熱心に活動していなかった。既に持っているCDの曲はよく聴いていたし、ファンであることには変わりないのだけど。
始まる前までドキドキしていたし、会場で次のシングルの予約をしたし、ライブツアーのメインになっているアルバムも買ったし、ライブグッズも予定より買いすぎた。でも、最近熱心でなかったことに対する後ろめたさみたいなものがあって、またきゃーきゃーできるか心配だった。
2人が登場したら、涙が出てきた。好きなものが目の前にあって感動しすぎて泣いたことなんてなかったので、びっくりした。これが尊いという気持ちか…と思った。
ライブは最高だったし、帰ってきてからずっとアルバムを聴いている。来年から職を得る予定なので、応援の気持ちは金銭で惜しみなく示していきたい。ポルノもいつかは活動を停止する時が来るだろうし、筋肉痛を3日引きずったし、時間と若さは有限なので、次のライブツアーへの参加とファンクラブの再入会を決意した。
ライブ中に晴一さんがBUTTERFLY EFFECTという名前に込めた意味について『この世界に楽曲は無数にあって、その中で新しい曲を作る意味はあるのか?と考えるけど、巡り巡って誰かに影響を与えられたら良い』と言っていて、僕もそういう気持ちでコードを書いたり論文を書いたり、がんばりたいと思った。あと、新しい曲も最高です、ありがとうございます、という気持ちになった。
最高なので良かったら聴いてください。僕は夜間飛行がお気に入りです。
就活をした
そろそろそんな時期なので、去年を思い出して書きます。
受けたところ
どこに受かっても行きたいぞ!みたいな会社を5,6社受ける予定でした。実際に受けたのは次の3社です。
ペパボは落ちたって退職エントリーで書いたので社名を書いていますが、他はなんとなく察してください。内定をもらったのはポータルサイトの会社です。3社目で就活を終えたのは2社落ちて疲れたからです。どこに受かっても行きたいぞ!という会社を選んだので、1社受かったし行きたかったところだし、疲れたし、という感じです。
会社えらび
「新卒はチートだ、どこでも選び放題だぞ。」という社会人先輩各位のアドバイスを軸にして、次の観点で選びました。
- 給与がいい感じ
- ジーパン・Tシャツ・パーカーで勤務&面接できる
- 朝早くない
- BtoCの自社サービス開発が主
- やりたい仕事がある
- 目標にしたいエンジニアがいる
- 勘で何か良さそうだと思った
内定もらった会社はパーフェクトです。いい話っぽい。
給与
お金があれば大体の苦労はしなくて良いし、お金が貰えると嬉しいので、お金が貰えるところを探しました。具体的には年400万円くらいです。求人検索の会社は外資系なので夢のある初任給でした。ペパボはちょっと少ないですが、他に良いところがたくさんあるので受けました。ポータルサイトの会社は「ええやん!!」って感じの額です。
ジーパン・Tシャツ・パーカー
着る服で一番雑なやつです。服装について毎朝もやもやしたくないので、何も考えなくて良さそうな服で過ごせる会社を探しました。Web系だと大体いける感じだと思っています。
朝早くない
10時出社が限界です。
BtoCの自社サービス開発が主
お客さんの要望に合わせてシステムを作る仕事を続けていくことが想像できず、自分のやってみたいことがチームで議論されて、サービスになっていくといいなーとぼんやり考えていました。「やりたい仕事がある」にも繋がりますが、ボトムアップで開発をしたくて、自社で提供するサービスならいけるかな?と思ったので。BtoCなのは、自分が開発に携わったサービスは最高になっていくはずなので、自分で使いたいからです。自分が開発に携わったサービスを最高にしていくぞ、自分で使いたいぞ、という心の表れでもあります。
あとは自社サービスだと締切をどうにかできそう、という邪念がありました。すみません。
やりたい仕事がある
人間なのでやりたくないことは捗らないし、やりたいことは捗るし頑張れるので、オッ!と思える仕事がある会社を探しました。
僕には「人間の動作から察して動いてくれ、人工知能と称するならそれくらいやってほしい」という強い気持ちがあって、この世の全てをそういうシステムにするという密かな野望を叶えてくれる会社はないかな〜〜〜と思いながら探しました。最近だとデータサイエンスがそれに近いかな、と思って、そんな雰囲気の会社を探しました。
Webのバックエンドが一番長くやってきてそれなりに好きでしたが、Webのフロントエンド・バックエンドは流れが早すぎるのと、今覚えたことが次の技術に適用できるか?が分からなくなり、その辺の職種は避けました。次に生かせることが多いことをやっていくのも生存戦略かなー、と、何も分からないなりに考えていました。
人工知能分野は計算機科学が始まってからずっと取り組まれてきた歴史の長い分野だし、これからも伸びるだろうし、やってて楽しいし、研究もできそうだし、自分が働く条件として一番やりたいのはデータサイエンスかな、と思っていました。また、自社サービス開発するなら必ず必要で、使うのは自分たちエンジニアなので改善するのは楽しいし、必要な知識・技術が腐ることが少なそうなインフラも興味がありました。
そんな感じで、データサイエンスもしくはインフラの職を探しました。
目標にしたいエンジニアがいる
なりたいエンジニア像を体現する人間が社内にいるとなにかと目指しやすいし、会話もできて最高だし、相談に乗ってもらえるかもしれない。夢が広がりますね。すごい人を間近で観察できるのはとても刺激的なので、モチベーションも上がります。
また、その人が会社で評価されていれば、その会社は自分の目指すところに合っているとも言えるので、何かと良い指標になります。
勘で何か良さそうだと思った
これは結構大事で、言語化できないけど自分の知識・経験からして良さそう、だめそう、みたいなことを「勘」と呼ぶのだと思っています。
やったこと
特に面白いことはせず、インターンシップをして、面接を受けました。リクルートに登録するとか、逆求人に行くとか、会社説明会に行くとか、わいわいした就活っぽいことはあんまりしなかったです。
インターンシップはM1の夏にペパボとポータルサイトの会社に行きました。その後、3月から面接を始めました。
ポータルサイトの会社は通年採用なのでもっと早く面接に行けば良かったのですが、だらだらしていたら3月になっていて、人事の方に催促されて面接を受けました。色々やって4月くらいに内定だよ!みたいな面談があった気がします。
ペパボは1次面接スキップするからおいで!と言われたので4月に喜んで面接を受けに行きました。えらいエンジニアの人々との面接が終わってドキドキしながらロビーで人事の方を待っていたら「最終面接もがんばってね!」と言われたのでポカーンとしましたが、社長との最終面接で落ちたときもポカーンとしました。
ペパボに落ちたのがあまりにも悲しくて、その後ぼんやり暮らしていましたが、「うちとGoogle受けなよwwww」と笑いながらを勧めてきた友人に従って、5月に求人検索の会社を受けました。Googleはむりです。
求人検索の会社はエンジニアの楽園か?みたいなところで最高なのですが、ヤバイ人がたくさん受けにくる感じで、まず書類選考も通らないと思ってぼんやり受けました。気づいたら最終面接を受けていました。落ちました。面接は刺激的で楽しかったです。機会があれば転職チャレンジしたいな、と思える給与と環境のある力強い会社でした。
感想
やりたくない、やりたくない、と言っていた就活ですが、自分が「これから一緒に働くエンジニア」としてどう評価されているかを少しでも知ることができた良い機会になったと思います。
また、「リクルートスーツで手書きの履歴書を持って云々」みたいな想像上の就活には出会わなかったし、どの面接でも嫌な思いはしなかったし、優しい世界で生きていけそうで良かったな、と思います。
これから
最初に書いた通りポータルサイトの会社に内定をもらったので、4月から働く予定です。エンジニアとしてざっくり採用して入社後に配属という形なので、面接時・内定後に希望職種は伝えたけれどまだ仕事内容は決まっていない、という感じです。
面接の時に今やってる研究に興味を持ってもらえたのは嬉しかったので、修論頑張ろうと思います。修了できるといいですね。
おわりに
尊敬するエンジニアのみなさんに少しでも近づけるよう、また、無理をしないで生活できるように、やっていきたいと思います。今年の目標は健康第一です。よろしくお願いします。
GMOペパボを退職しました
2017年12月にGMOペパボ福岡支社のアルバイトを退職しました。1年ほどホスティング事業部インフラチームで働きました。
退職理由は大学院を修了するためで、4月からは別の会社でエンジニアとして働く予定です。
ペパボでやったこと
福岡Ruby会議02・前夜祭でLongTalkをした - haneuma.logで書いたように、社内DNSを構築していました。最近社内DNSがだいたいいい感じになったので、ホスティングに使っている様々なサーバの容量の減り具合を線形回帰で雑に予測してSlackにお知らせする、という取り組みも少しやりました。最後に「WIP:うごかない」という、チームの人にキレられそうなコミットをしました。ごめんなさい。困っていたら連絡をください。
どちらかと言えばコードを書くタイプの人間なので、Infrastracture as a Code的なこと、便利ツール開発、アレをアレするためのスクリプトを書く、みたいなことを多くやっていました。業務で書いていたのはRubyとかシェルスクリプトで、ItamaeやDocker、Vagrantもよく触っていました。
ペパボとの馴れ初め
ペパボではいわゆるインフラエンジニアとして働いていました。これまでのアルバイトや受託っぽい仕事ではWebのバックエンドをやっていました。ブログに書きそびれましたが、M1の夏にペパボでインターンシップをした時もグーペのバックエンドをPHPでイェイしていました*1。
急にインフラをやりはじめたのはid:udzuraさんとid:matsumoto-rさんがきっかけでした。
うづらさんとは友人がきっかけで知り合って*2、その後、大学の近所でやっている勉強会に講演に来ると聞いて、よっしゃ行くぞ!となり、そこでまつもとりーさんと知り合いました。その時聞いたなめらかなシステムがめちゃくちゃかっこよくて、インフラとかアーキテクチャとか、ペパボという会社に興味を持って、福岡でインターンシップできませんか?と相談したところ、それならアルバイトしない?という話になり、なめらかなシステムに興味があるぞ!と言ったら、インフラエンジニアとしてアルバイトをすることになりました。
ペパボ福岡で働いて
大学では基本的に褒められないので僕のような自己肯定感の低い人間は落ち込みがちで、会社の人は何かできたことがあるとだいたい褒めてくれて、とにかく嬉しかった、というのが一番の感想です。分からないことだらけで質問や失敗も多かったけれど、周りの人はいつも助けてくれるし、責められたことは一度も無いし、こんなに楽しく働けるところがあるのか、と思って過ごしていました。僕のメンターをしてくれた人も書いていましたが*3、僕も、仕事したくないとか、行きたくないとか思ったことが一度もなくて*4、めっちゃすごいのでは…?と思いました。
周りにはすごいエンジニアの人ばかりで、僕が2時間悩んだことはだいたい30秒で解決されます。レビューはためになりすぎるし、聞こえてくる会話やSlackのチャンネルは面白いし、GHEのリポジトリを眺めているだけで勉強になるし、とてもいい環境でした。
ペパボのみなさんへ、謝辞など
ペパボではエンジニアとして働くために大事なことをたくさん教えてもらいました。大学で辛かった時も、自分を評価してもらえること、それでお金が貰えることが、大きな支えになりました。本当にありがとうございました。ペパボのエンジニアの人たちは本当に尊敬していて、僕もみなさんのようなエンジニアになれるように頑張りたいと思います。
僕がペパボの内定をもらえなかったとき*5に「力をつけて会社を見返せるように頑張ってください」とチームの上長に言ってもらえたことは、とても嬉しかったです。これまで辞めずに働けたのは、こ言葉のお陰です。本当にありがとうございました。
最終出社の次の日に参加したクリスマス会では、支社のみなさんが僕を認識してくれていたことに驚きました。もっと休憩室で話したり、お昼を食べたりしたかったです。インターネットには居るし、引き続きIT業界で働く予定なので、どこかで見かけたらまたお話できると嬉しいです。また、「辛くなったらペパボ福岡に戻っておいで!!!!」と言ってもらえて、とても嬉しかったです。支社長とホスのマネージャーさんが良いって言っていたので、もし仕事が辛くなったらインフラチームに戻ってきます。よろしくお願いします。
最後に
卒業カリフォルニア旅行のカンパ募集中です。ぼーっとしていたら残り2日になってしまいましたが、よろしくお願いします。その1は目標金額達成しました。
*1:https://tech.pepabo.com/2016/10/07/goope-engineer-internship-2016
*2:http://asonas.hatenablog.com/entry/2017/12/31/215304
*3:http://tapira.hatenablog.com/entry/2017/11/10/211115
*4:朝に弱いので、眠くて布団から動きたくなかった時はノーカンとします。
*5:社長との最終面接で落ちた
福岡Ruby会議02・前夜祭でLongTalkをした
福岡Ruby会議02にCFPを出して落ちたので前夜祭でLongTalkをした。こういうところで何か喋るのは久しぶりで、ちょっと緊張した。
発表
バイト先でやってることを話した。ちなみに僕の前の発表者は僕に色々教えてくれたバイト先の人なので、先生の前で成果を発表する気分だった。
稚拙な発表だったと思うけれど、会場の温かいレスポンスがもらえてよかった。緊張して5分しか喋らない、みたいなことがなくて、途中で時計を見ながら1枚のスライドで多めに話して時間を調整する、などの余裕ある行動ができてびっくりした。人間は成長します。
福岡Ruby会議02のテーマは「もう一度、Rubyと出会う」ということで、一応、僕なりにもう一度Rubyと出会った体験をテーマにしている。以下に発表で話さなかったエモい昔話を載せます。
僕が最初にRubyと出会ったのは、4年くらい前に参加したRails寺子屋というイベントだった。Webアプリのことを知ってしばらくした頃に、Railsっていうのが便利で知人たちがイベントやるらしい、と知って参加した。当時の僕にとってRailsはとても複雑で難しいもので、何か動くものを作るまで教えてもらえてとても良い体験だった。そういえばブログも書いていた。楽しそうで何よりです。
それからずっとRuby大好き!!!!!という訳ではなく、僕の中に一体験としてRailsのことが残った。その後、RailsでWebアプリケーションを作ったりした(けど、何かしらのエラーが潰せなくて今まで放置している)。FuelPHPやDjangoをやる機会があった時には、Railsで触ったMVCのことを思い出して理解の助けにした。あの日出会ったRailsは、僕のことを陰ながら応援してくれていた。
そうやってRubyの影をちらちら見ながら過ごしていたのだけど、1年前に始めたバイトでRubyと再会することになった。Itamaeをがりがり触って、分からないところはコードを読んだ。Serverspecでテストを書いて、必要になったのでResourceTypeの独自拡張を書いた。DNSのための便利ツールをRubyで書いて、コードレビューをしてもらった。
インフラチームでアルバイトをすることになったのだけど、サーバを触るのは得意ではなかった。でも、Itamaeがきっかけになって、今は楽しくやれている。 昔僕にWebアプリケーションのことを教えてくれたRubyがまた僕に新しい世界を教えてくれたことが嬉しかったので、初めてCFPを出して、落ちたけど、久しぶりに前で喋ることにした。
Rubyと初めて出会った頃からずいぶん遠くに来たけれど、もう一度、Rubyと出会って元気に暮らしています。
エモい話は以上です。ありがとうございました。
みなさんの発表
雑な感想です。
- うなすけ君がキレッキレだった
- 会社の人がきゃりーぱみゅぱみゅに乗り換えた
- クイズハットはよく知らないけど楽しそうだし最高だった
- 世の中にはつらい会社があるんだな
- 猫のどつきはやばい
- どうぶつの森でマグロが釣れるのはやばい
- 僕は始めたその日にマグロが釣れた
懇親
僕にRailsを教えてくれた人と僕にItamaeを教えてくれた人が同じ空間にいて不思議な気持ちになった。高所恐怖症の発動条件を探索したり、ゲームの話で盛り上がったりした。Itamaeの話をしたので、Chefが出てきたときは感動した、などという話もした。あと、カリフォルニアに旅行したいならカンパ募るといいですよ、と教えてもらった。実践したい。
以下、ビールです。
やっていきタワー #fukuokark02 #grandkirin
おわりに
Itamaeで最高のサーバ構築体験していくぞ
第50回 情報科学若手の会を運営しました
はじめに
今年も情報科学若手の会に幹事として参加しました。去年の様子はこちらで、一昨年の様子はこちらです。
幹事をした
去年より仕事に慣れました。今年は主にしおりを作ったり、メールを見たり、国会図書館を探検したりしました。
会ではタイムテーブルや注意事項が記載されたしおりを配っています。このしおり作成がわりと面倒で、自動化したいよね〜Webで見れるようにしたいよね〜という意見がありました。タイムテーブルは何度も調整するし、準備状況に合わせて他の内容やデザインの更新もあります。 コンテンツとデザインを同じファイルで扱うのは大変きびしい。去年までしおりを作ってくれた幹事のみなさん、すごいぞ。
そういうわけで、もっと楽して仕事がしたいぞ!という気持ちでしおりを自動でいい感じにするやつを作りました。 各種データからHTML形式でしおりを生成して印刷したりWebできるようになる便利なやつです。
テンプレートがパーツ化されていない等ダサいところもありますが、会までに使えるようになって良かったです。 来年以降も便利に使えるようにぽちぽち直していきたいと思います。
今年は座長を務めたセッションでちゃんと質問ができてよかったです。 去年は進行を把握するのに手一杯でしたが、今年は心の余裕を確保することに成功しました。
会の感想とか
発表
トピックスはだいたいこんな感じでした。
印象に残っている発表の感想を述べておきます。
- 定型的で面倒な作業を機械にやってもらうのは最高で、人間は空いた手で生産的なことができて便利
- 機械が書いたものの責任はどこにあるのか?という問題は考えないといけない
- AI記者と人間の記者が補完関係を築いているの、めっちゃいい話
- サトシ・ナカモト、一体何者なんだ
- ビットコインわかった気持ちになった
- 紙は残りやすくて便利
- 若者がこれすごいんだぜ!!!!って紹介する話、情熱的でよかった
- 情報科学若手の会はいいぞ
- パラレルキャリアめっちゃいい
- 論文スクレイピングなるほど論文スクレイピング
- 論文のデータはもっと構造化されてどこかに溜まっていてほしい気持ちは大変分かる
- Sorry, no hint.
- node.js分裂したり相互参照したりしてて大変っぽい
- 人間には感情と質量がある、人間はパケットではない
情報科学若手の会の50年
今回は招待講演やみなさんの発表に加えて、幹事の有志が会の50年の歴史を振り返る発表をしました。 歴史を探索するのは楽しくて、そういう分野の研究者の気持ちが少し分かりました。
文献調査は国会図書館で行いました。会の開催報告はプログラミングシンポジウムの予稿集に載っており、出版物である予稿集は国会図書館に納められています。国会図書館のカウンターで閲覧申し込みをし、資料を受け取ったらコピーを依頼し、資料を返却したらまた閲覧を申し込む…という作業を黙々と繰り返しました。何人かで行くと並列作業ができて便利、という知見が得られました。
調査の結果で、個人的に面白かったところや感想を述べておきます。
- 「若手」が定義されていて厳しい
- 若手」の定義は一応学部卒業6年までとして
- 第8回に掲げられた会の目標が現在まで継承されていて感動的
- 報告書が手書きされていて、「この先生こんな可愛い字書くのか…」などと人間味を感じることができた
- 知ってる先生が「若手」だったころの夢あふれる発表タイトルを発見して自分もがんばろうってなった
文献調査は結構楽しかったので、昔の学会誌を見て盛り上がる会とかしたいですね。
LT
飛び込みLT枠を設けており、その場でわいわい発表できます。 楽しげで雑な発表が多く、毎年楽しみにしています。 印象に残っているトピックスなどを述べておきます。
新宿御苑のLTは僕がリクエストしたらやってもらって、嬉しかったです。新宿御苑の芝生で圧倒的進捗、最高っぽい。
交流イベント
初対面の参加者同士が交流するきっかけ作りのために、初日の夜に交流イベントをやっています。 今年はQRコード読み取りチキンレースをしました。QRコードは汚れ等があっても正確に読み取れるよう、最大30%まで復元可能な誤り訂正語を含んでいます。これを利用して、小さく切った付箋をQRコードに貼り付けていき、読み取り限界より多くの付箋を貼れたチームが勝利する、というゲームを実施しました。各チーム付箋の貼り方に個性があって面白かったです。
また、今年は会場近くでお祭りが開催されており、「外に出て遊ぶ」というイベントが発生しました。 合宿形式のイベントは宿泊施設に篭りがちになりますが、外出イベントのおかげで開催地の雰囲気を楽しめるのは良かったです。余談ですが、過去の開催報告には「手持ち花火をした」という記録もありました。
ナイトセッション
いい話っぽい話が聞けるぞ。
おわりに
冬の陣や来年の本会もよろしくお願いします。
幹事 in@sukukyon@mt_caret@e10dokup#wakate2017
— まなてぃ (@hnmx4) 2017年10月9日