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生きるのをがんばりたい

編入試験に失敗した元高専生の話

この記事はKosen Advent Calendar 2014 17日目の記事です。

4月の頭くらいにはよくネタにしていたのですが、大抵の人に話すとドン引きされるネタ「編入試験に失敗した話」です。
進学を希望する高専生の大半は非常に優秀で、ちまたに溢れる「XX大の編入試験合格しました!」みたいな記事を見ていると非常に心が痛んだ覚えがあるので、ちょっとくらいこけても死んだりしないので強く生きてください、みたいな記事です。

現在の僕

編入試験に失敗した元高専生ですが、今は大学生をしています。

編入試験は1次募集で定員が埋まらなかった場合等に、2次募集が行われることがあります。
僕は9月くらいまでに2つの大学に落ちていて、泣きながら間に合う2次募集を探してなんとか合格できました。

幸いなことに希望していた分野の大学に入れたり、入ってみたらなぜか元やりたかったことと違うことを勉強し始めようとしていたり、なんだかんだ楽しく過ごせています。
当初の予定とは違いましたが、今の大学に入れて良かったとは思っています。

元々レベル高めな大学を狙っていましたが、電気系から情報系に転科した身としては、今の大学の穏やかな雰囲気はとても過ごしやすいです。
暖かい気候のせいか、ぶっ飛んだ(褒め言葉)人もたくさんいて楽しいです。

また、福岡はとてもごはんが美味しいので、辛い時も美味しいごはんを食べて元気に過ごすことができます。美味しいごはんは正義です。

編入を諦めないために

僕は家庭の事情だったり、自分の希望だったり、で国立大学に限定して探していましたが、私立も範囲に入れれば多少失敗したくらいで編入できないなんてことはないと思います。たぶん。
諦めずに大学を探してみてください。

その辺は担任の先生などに相談すると良いかと思います。僕は担任に泣きついて2次募集の存在を知った覚えがあります。

諦めきれない人のために

また、どうしても落ちた大学に未練があるなら、大学院で再チャレンジする手もあります。僕もそのつもりでした。
一般的に大学に入る難易度は 入試>編入>院試 なんても言われています。どうしても入りたい研究室があった!などという場合、院試に挑戦するのも一つの手です。ただ、その場合、院試の前に研究室の先生とコンタクトを取るなどの必要があるかと思うので、院試を受けると決めたら早めに行動するのが良いかと思います。

その辺は、院で大学を変えた先輩に相談したり、高専にいるうちに担任の先生に相談したり、大学で仲良くなった先生に相談したりすると良いかと思います。

自信をもつために

なんとか進路が決まっても、やはり、一回あるいは数回失敗したという事実はことあるごとに思い出して辛くなります。辛いです。

ただ、だからといって沈んでいても何も進まないし、少しでも前向きに考えると多少ハッピーになれるかと思います。

例えば僕なら、転科だと普通は厳しい単位認定がすごく楽だったのでやりたいことに割ける時間が多くなって良かったとか(これは本当に良かった)、ごはんが美味しくて嬉しいとか、遠くに引越して知見が広まったとか。

また、高専から編入すると実験などでプロパー大学生に「すごいね!」って言ってもらえることが多いです。そ、そんな優秀なんかじゃないんだからね!とは思いますが、やっぱり褒められると嬉しくなります。ありがとうございます。自尊心が回復します。
電気系の実験だったらもっとがんばれるんだけどなー!(遠い目

最後に

僕は、人の価値は所属ではなく、何ができるか、で決まると思っています。失敗したことはできなかったことであって、何ができるかとは関係ないと思っています。
なので、卑屈にならずに、自分の進んだ先で、できることを増やしていけたらいいと思っています。

強く生きよう。