就活をした
そろそろそんな時期なので、去年を思い出して書きます。
受けたところ
どこに受かっても行きたいぞ!みたいな会社を5,6社受ける予定でした。実際に受けたのは次の3社です。
ペパボは落ちたって退職エントリーで書いたので社名を書いていますが、他はなんとなく察してください。内定をもらったのはポータルサイトの会社です。3社目で就活を終えたのは2社落ちて疲れたからです。どこに受かっても行きたいぞ!という会社を選んだので、1社受かったし行きたかったところだし、疲れたし、という感じです。
会社えらび
「新卒はチートだ、どこでも選び放題だぞ。」という社会人先輩各位のアドバイスを軸にして、次の観点で選びました。
- 給与がいい感じ
- ジーパン・Tシャツ・パーカーで勤務&面接できる
- 朝早くない
- BtoCの自社サービス開発が主
- やりたい仕事がある
- 目標にしたいエンジニアがいる
- 勘で何か良さそうだと思った
内定もらった会社はパーフェクトです。いい話っぽい。
給与
お金があれば大体の苦労はしなくて良いし、お金が貰えると嬉しいので、お金が貰えるところを探しました。具体的には年400万円くらいです。求人検索の会社は外資系なので夢のある初任給でした。ペパボはちょっと少ないですが、他に良いところがたくさんあるので受けました。ポータルサイトの会社は「ええやん!!」って感じの額です。
ジーパン・Tシャツ・パーカー
着る服で一番雑なやつです。服装について毎朝もやもやしたくないので、何も考えなくて良さそうな服で過ごせる会社を探しました。Web系だと大体いける感じだと思っています。
朝早くない
10時出社が限界です。
BtoCの自社サービス開発が主
お客さんの要望に合わせてシステムを作る仕事を続けていくことが想像できず、自分のやってみたいことがチームで議論されて、サービスになっていくといいなーとぼんやり考えていました。「やりたい仕事がある」にも繋がりますが、ボトムアップで開発をしたくて、自社で提供するサービスならいけるかな?と思ったので。BtoCなのは、自分が開発に携わったサービスは最高になっていくはずなので、自分で使いたいからです。自分が開発に携わったサービスを最高にしていくぞ、自分で使いたいぞ、という心の表れでもあります。
あとは自社サービスだと締切をどうにかできそう、という邪念がありました。すみません。
やりたい仕事がある
人間なのでやりたくないことは捗らないし、やりたいことは捗るし頑張れるので、オッ!と思える仕事がある会社を探しました。
僕には「人間の動作から察して動いてくれ、人工知能と称するならそれくらいやってほしい」という強い気持ちがあって、この世の全てをそういうシステムにするという密かな野望を叶えてくれる会社はないかな〜〜〜と思いながら探しました。最近だとデータサイエンスがそれに近いかな、と思って、そんな雰囲気の会社を探しました。
Webのバックエンドが一番長くやってきてそれなりに好きでしたが、Webのフロントエンド・バックエンドは流れが早すぎるのと、今覚えたことが次の技術に適用できるか?が分からなくなり、その辺の職種は避けました。次に生かせることが多いことをやっていくのも生存戦略かなー、と、何も分からないなりに考えていました。
人工知能分野は計算機科学が始まってからずっと取り組まれてきた歴史の長い分野だし、これからも伸びるだろうし、やってて楽しいし、研究もできそうだし、自分が働く条件として一番やりたいのはデータサイエンスかな、と思っていました。また、自社サービス開発するなら必ず必要で、使うのは自分たちエンジニアなので改善するのは楽しいし、必要な知識・技術が腐ることが少なそうなインフラも興味がありました。
そんな感じで、データサイエンスもしくはインフラの職を探しました。
目標にしたいエンジニアがいる
なりたいエンジニア像を体現する人間が社内にいるとなにかと目指しやすいし、会話もできて最高だし、相談に乗ってもらえるかもしれない。夢が広がりますね。すごい人を間近で観察できるのはとても刺激的なので、モチベーションも上がります。
また、その人が会社で評価されていれば、その会社は自分の目指すところに合っているとも言えるので、何かと良い指標になります。
勘で何か良さそうだと思った
これは結構大事で、言語化できないけど自分の知識・経験からして良さそう、だめそう、みたいなことを「勘」と呼ぶのだと思っています。
やったこと
特に面白いことはせず、インターンシップをして、面接を受けました。リクルートに登録するとか、逆求人に行くとか、会社説明会に行くとか、わいわいした就活っぽいことはあんまりしなかったです。
インターンシップはM1の夏にペパボとポータルサイトの会社に行きました。その後、3月から面接を始めました。
ポータルサイトの会社は通年採用なのでもっと早く面接に行けば良かったのですが、だらだらしていたら3月になっていて、人事の方に催促されて面接を受けました。色々やって4月くらいに内定だよ!みたいな面談があった気がします。
ペパボは1次面接スキップするからおいで!と言われたので4月に喜んで面接を受けに行きました。えらいエンジニアの人々との面接が終わってドキドキしながらロビーで人事の方を待っていたら「最終面接もがんばってね!」と言われたのでポカーンとしましたが、社長との最終面接で落ちたときもポカーンとしました。
ペパボに落ちたのがあまりにも悲しくて、その後ぼんやり暮らしていましたが、「うちとGoogle受けなよwwww」と笑いながらを勧めてきた友人に従って、5月に求人検索の会社を受けました。Googleはむりです。
求人検索の会社はエンジニアの楽園か?みたいなところで最高なのですが、ヤバイ人がたくさん受けにくる感じで、まず書類選考も通らないと思ってぼんやり受けました。気づいたら最終面接を受けていました。落ちました。面接は刺激的で楽しかったです。機会があれば転職チャレンジしたいな、と思える給与と環境のある力強い会社でした。
感想
やりたくない、やりたくない、と言っていた就活ですが、自分が「これから一緒に働くエンジニア」としてどう評価されているかを少しでも知ることができた良い機会になったと思います。
また、「リクルートスーツで手書きの履歴書を持って云々」みたいな想像上の就活には出会わなかったし、どの面接でも嫌な思いはしなかったし、優しい世界で生きていけそうで良かったな、と思います。
これから
最初に書いた通りポータルサイトの会社に内定をもらったので、4月から働く予定です。エンジニアとしてざっくり採用して入社後に配属という形なので、面接時・内定後に希望職種は伝えたけれどまだ仕事内容は決まっていない、という感じです。
面接の時に今やってる研究に興味を持ってもらえたのは嬉しかったので、修論頑張ろうと思います。修了できるといいですね。
おわりに
尊敬するエンジニアのみなさんに少しでも近づけるよう、また、無理をしないで生活できるように、やっていきたいと思います。今年の目標は健康第一です。よろしくお願いします。