ストラテラを服用して4ヶ月くらいが経過した(安定版)
はじめに
ADHD の治療としてストラテラの服用を始めていましたが、4ヶ月ほど服用して安定した効果が得られてきたので、感想を書いておきます。
服用
現在はストラテラの後発品である日医工のアトモキセチンカプセル40mg*1を毎日朝食後に服用しています。
感想
前回同様、以下の ADHD 由来の症状がどうなったか、みたいな観点で感想を書いていきます:
- 日中の継続的な眠気
- 無気力感
- 集中力の欠如
- 物事への取り掛かりの困難さ
服用から1ヶ月半頃までは、日中にひどい眠気を感じることはないもののぼんやり眠いので昼寝したい、という程度の症状がありました。最近は以前のような眠気の解消のための昼寝がほとんど無くなり、それほど眠気を感じない日も増えてきました。
起きてから寝るまで意識を保って生活できる日が増えたことは、無気力感の解消にも良い影響を与えています。眠くないので家事や朝に計画した通りの活動ができたりして成功体験を積み重ねることができ、何かをやりたいと考えて活動する時間が増えたように思います。実際、趣味の活動、特に読書と勉強の時間が増えました。
集中力や物事への取り掛かりは明確に改善されたと感じることが少ないですが、長めの時間をとっての読書や勉強、しばらくやっていなかった趣味、こたつ布団をクリーニングに出すことなどができるようになりました。また、何かに手を付けてすぐに飽きてしまっても、他のことをやればいいか、と考えて実際に他のことをやれるようになりました。これは薬の直接の効果というよりは、眠気や無気力感が改善されたことで、症状とうまく付き合う心構えができたのだと思います。
観察日記
余談ですが、通院のために症状の様子を記録しています。以前は文章で症状の様子を記録していましたが、図のような5段階評価を記録するようにしました。
主観的ではあるものの症状を量的に表したことと、表にして一覧性が向上したことで、症状の変化が分かりやすくなりました。
ストラテラの服用を始めてから日が経つにつれて、勤務日の気力のなさが目立つようになってきました。休暇日に十分楽しく過ごせるようになったことは喜ばしいですが、シンプルに仕事が楽しくないということを思い出してつらくなりました。やりがいってやつはどこにあるんですかね…。
おわりに
僕は担当医にストラテラ40mgで十分効果があると判断され、実際にいろいろな症状が改善して元気に暮らすことができています。これ以上薬増やすと副作用が強くなりすぎるとのことです。
相対的に ASD の症状である社会性のなさが目立ってつらくなったりしていますが、それはまた、追々やっていこうとおもいます。
*1: 日経BP: アトモキセチンカプセル40mg「日医工」の基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)|日経メディカル処方薬事典(2020-12-25 参照)